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□ 佐竹龍蔵展 「だれかのこども」 2013年1月19日(土)~2月9日(土) |
■ 展覧会名 「佐竹龍蔵展 ―だれかのこども―」 ■ 出品作家 佐竹 龍蔵 ■ 会 期 2013年1月19日(土)~2月9日(土) 閉廊日:毎週日・月曜 開廊時間:12:00~19:00 ■ 会 場 YOD Gallery 530-0047 大阪市北区西天満4-9-15 TEL/FAX 06-6364-0775 www.yodgallery.com info@yodgallery.com ■ レセプションパーティー 1月18日(金)18:30より YOD Galleryにて ■ お問い合わせ YOD Gallery 石上良太郎 530-0047 大阪市北区西天満4-9-15 TEL/FAX 06-6364-0775 E-mail: info@yodgallery.com ※画像データなどご希望の方はお気軽にお問い合わせください。 □ 趣旨 このたびYOD Galleryでは、佐竹 龍蔵(Ryuzo Satake, b.1987)の個展、「だれかのこども」を開催いたします。 近年における日本画界は、現代美術の世界からも注目を浴びる次世代を形成すべき1980年代生まれの作家の台頭が目覚しく、その才能を如何なく発揮しています。その世代を代表する作家の一人、佐竹龍蔵の個展を開催いたします。佐竹は岩絵具で点描という独自の技法により静寂で透明感のある色彩で描き、特定されない人物の肖像や風景の断片を象徴的に表現し、GEISAI#16片桐孝憲賞(2012年)、ART AWARD NEXT #1準大賞(2010年)を受賞するなど、その評価は日増しに高まり、次世代の日本の現代美術を担う作家といっても過言ではありません。 喜怒哀楽や身体感を希薄にし、自分の考えや感情、状況の設定や物語などのあらゆる要素を与えず、自らの影響も削り落とし純粋な人物の姿を込めた佐竹の作品は、どこか多義的であったり叙情的な情動を鑑賞者に感じさせる事ができる、新しい肖像画であると評価されてきました。また岩絵具で平筆を使いピクセルのような色の層を積み重ねる技法は、鑑賞者の絵の印象が見る場所によって変わることにより、他者との距離感や、鑑賞者の自己投影、人間の見えない本心を意識し、近づけば近づくほど明確な形と作品に対する認識を失って行きます。この境界線の無いような静かな筆のタッチと透明感のある色使いに、他者像や風景の断片が加わることによって、独特のどこか懐かしい親近感溢れる世界観を生み出しています。 当展では精力的に個展やグループ展に参加している佐竹の、原点とも言える人物画を中心とした展示スタイルで、新作をご紹介いたします。前回の京都での個展『どこでもない場所』では、風景画を中心に『そら』や『やま』と言ったシンプルな新しい題材を発表しました。その背景には、東日本大震災で人々が思い入れのある景色が一瞬で形をかえる衝撃を受け、長年離れて生活をする故郷高知への思い入れを感じている事に気がついたことがきっかけであったと佐竹は言います。誰もが持つ、土の匂い、川の音、雲のかたちといった大事なふるさとや自然に対する意識は共通し、その要素を含むどこでもない風景は一見無関係であるが、鑑賞者の記憶の中の大切な場所とつながる事ができる。そういった特定されない中性的なモチーフを描く点では、以前の誰でもない俯瞰的な肖像画を制作する意図と共通するが、自然や環境に対する思いを深く意識しながら制作された作品は、彼の中の一つの大きな変化の表れであったと思われます。そして、当展で発表される『こども』を描いた作品は、以前の誰でもなく自分の考えや感情という要素が与えられていない肖像画と違い、未来の大切なものとしての象徴が意識的に描かれています。 これまでの佐竹の評価は、岩絵具に点描という独特の色使いと筆致、そして作品群を喜怒哀楽や身体感を希薄にし、自らの影響も削り落とした人物の姿というものに偏っているように思えます。しかし佐竹の作品が持つ特徴は、高知麻紙を一貫して自分のミディアムとして表現しているように、潜在意識の中の自分自身のアイデンティティや感情の中にある本心を見え隠れさせながら、日本画の文脈の中で自由に表現しようという変革の意識の中の丁寧なプロセスの表れにあります。本展『だれかのこども』において佐竹の意識はより明確に提示され、『こども』を表現の題材とし、環境や社会を考える時にその未来を託すものとして描かれています。『こども』は親や周りの環境、科学の発達、娯楽の種類などあらゆる要素で変化し、それは自分たちの作る未来によって大きく変わります。今を批判したり、自分と比べるわけではないが、それは希望でありまた責任である。一見つながりのないように見える『こども』と『どこでもない場所』の対象間の関係は連鎖しており、将来はどうなるかわからないが大切なものをどうしていくのか、という疑問を鑑賞者に静かに投げかけていきます。象徴的に描かれている『こども』たちは、柔らかな色彩と積み重なる光のピクセルによって包み込むように描かれ、無関係と思われる他者が自分自信と重なりあわせる事により、ゆるやかな絆を持って一つの世界を共感する事ができるような、新たな展示空間をお楽しみいただければと思います。ぜひこの機会にご高覧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 □ 佐竹龍蔵 略歴 現在 京都市在住 2012年 京都造形芸術大学大学院 芸術研究科 芸術表現専攻 修了 1987年 高知県四万十市生まれ 個展 2012年 「どこでもない場所」、アートスペース虹、京都 「GEISAI#16 片桐孝憲賞受賞展 「佐竹龍蔵 個展」、Hidari Zingaro、東京 2011年 「他者たちの部屋」、かるぽーと、高知 「T・ジョイ京都×京都造形芸術大学大学院生|佐竹龍蔵 個展」、T・ジョイ京都 「佐竹龍蔵展」、アートスペース虹、京都 2010年 「佐竹龍蔵展」、アートスペース虹、京都 2009年 「佐竹龍蔵展」、かるぽーと、 高知 グループ展 2012年 「脈vol.2|ゆきてきゆ」、Gallery PARC、京都 「Chikurinji Art Experience -私的超感覚-」、五台山 竹林寺、高知 「Kawaii+大賞展」、スパイラルガーデン、東京 「京都造形芸術大学大学院 修了制作展」、京都造形芸術大学 ギャルリ・オーブ 2011年 「ZOU-日本画 or Not-」、海岸通ギャラリーCASO、大阪 「脈」、gallery PARC、京都 「SPURT 2011」、京都造形芸術大学 ギャルリ・オーブ 「T・ジョイ京都×京都造形芸術大学大学院生|顔見世展」、T・ジョイ京都 「画心展selection vol.1」、佐藤美術館、東京 「VOCA展2011」、上野の森美術館、東京 2010年 「ZOU」、むろまちアートコート、京都 「画心展 vol.7」、アートスペース羅針盤、東京/むろまちアートコート、京都 「OPEN STUDIO 2010」、京都造形芸術大学 未来館 「NIPPON ART NEXT」、東京芸術学舍 「TOSA・美術アカデミー展」、かるぽーと、高知、’05~ 「京都造形芸術大学 卒業制作展」、京都市美術館、混沌賞 2009年 「画心展 vol.6」、むろまちアートコート、京都 「dialog~人と人とを結ぶ線~」、ギャラリーマロニエ、京都 2008年 「画心展 vol.5」、京都府立文化芸術会館/銀座 洋協ホール、東京 受賞 2012年 「GEISAI#16」、片桐孝憲賞 2011年 「Concours des Tableaux」、最優秀賞、’09 同賞 2010年 「ART AWARD NEXT #1」、準大賞 ※写真上から 「こどものめ」 140 x 200 cm 高知麻紙・顔料・膠 2013 「庭」 33 x 45.5 cm 高知麻紙・顔料・膠 2012 |
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□ 川又仁奈展 「生生流転」
2013年4月27日(土)~5月18日(土)
■ 展覧会名 「川又仁奈 展 "生生流転"」 ■ 出品作家 川又 仁奈 ■ 会 期 2013年4月27日(土)~5月18日(土) 閉廊日:毎週日・月曜 開廊時間:12:00~19:00 ■ 会 場 YOD Gallery 530-0047 大阪市北区西天満4-9-15 TEL/FAX 06-6364-0775 www.yodgallery.com info@yodgallery.com ■ オープニング・パーティー 4月27日(土)18:30~21:00 YOD Galleryにて ■ お問い合わせ YOD Gallery 石上良太郎 530-0047 大阪市北区西天満4-9-15 TEL/FAX 06-6364-0775 E-mail: info@yodgallery.com ※画像データなどご希望の方はお気軽にお問い合わせください。 □ 趣旨 近年における日本画界は、現代美術の世界からも注目を浴びる次世代を形成すべき1980年代生まれの作家の台頭が目覚しく、その才能を如何なく発揮しています。その世代の活躍する女性作家の一人として、川又仁奈の個展を開催いたします。川又は日本画家として伝統的な中国や日本の古典的な題材の模写をすることから始まり、草花で装飾された西洋の神話に登場するような人物や天使を想像して描くことにより、生命力の象徴である草花に、思いや希望、概念を投影し委ねながら、理想郷や崇拝の対象、さらに自然と人間について彼女の考える世界を象徴的に表現しています。 川又の描く人物像は、人間の形を保ちつつも、人間という存在を超越した生命の理想の姿や、幻想の姿をイメージして描かれています。学部時代に帝釈天の模写をきっかけに、精神観のアニミズムやシャーマニズム、自然崇拝や多神教など人類の祖先が持っていた宗教的概念である原始宗教思想を追求するようになり、それを自分なりに解釈し、表現したいと思うようになったと言います。汎心論的なあらゆるものが心的な性質をもつ世界観のなかで、まだ宗教が生まれていない時代に生きた人々が、強大な自然を直接肌で感じ、時に恐怖し、時にその美しさに息を呑んだように、川又も同じような感覚で、海、山、風、大地などのあらゆる自然に囲まれ生きる中で、森羅万象の心を感じ、すべての対象は心を持つ存在と考え、彼女の表現の中に自分の中の「神」として映し出されます。 今回の展覧会タイトルである「生生流転」という言葉は、すべての物は絶えず生まれては変化し、移り変わっていくという意味です。宗教や概念、哲学が地域や時代背景とともに変化するように、人々の自然に対する信仰のかたちも様々で、作家がそれらを表現するかたちも移り変わっていきます。その移り変わりの中でも、日本人が手を合わせて無意識に自然やものを敬う思想はとても独特であり、我々の普遍的な心としていつまでも変わらず残っています。川又は、その我々の日常にも垣間見えられる根本的な自然信仰を大切に思い、それを新しい価値観と日本画の表現のなかで、古くから変わらない日本人の信仰や思想として改めて気付きを与え、現代の鑑賞者に優しく語りかけていきます。今回の展示では、川又が自分の中で解釈する「神」的な象徴が描かれた新作を軸で表現する新作5点と、それらが存在する幻想の世界から切り取られた断片を小作品で散りばめ、空間全体を展示いたします。ぜひこの機会にご高覧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 □ 川又仁奈 略歴 現在 京都市在住 2013年 京都造形芸術大学大学院 芸術研究科 芸術表現専攻 修了 1987年 茨城県生まれ 受賞歴 上羽絵惣株式会社奨学生 2008年 ミロのヴィーナスデッサンコンクール 優秀賞 2010年 「アールデビュタントURAWA2010」 入選 個展・グループ展 2013年 「関西女子絵画展」、阪急百貨店本店、大阪 2012年 「京都七星」、ギャラリーi、京都 「艶展」、和歌の裏アートキューブD1、和歌山 「日本の絵」、maronie、京都 「SPURT展」、京都造形芸術大学ギャラリーAUBE、京都 「生まれたてのかたち」、三越伊勢丹、大阪 「T-ART in Taichun 2012」、台中、台湾 「solo exhibition【apoptosis】」、高松天満屋、香川 「Art Tainan 2012」、台南、台湾 2011年 「ELEVEN Girls Art Collection」、ながの東急百貨店、長野 「三者三葉」、YODgallery、大阪 「Re」、同時代ギャラリー、京都 「ZOU 日本画orNOT」、海岸通ギャラリー・CASO、大阪 「ELEVEN Girls Art Collection」、松屋銀座、東京 「画心展」、むろまちアートコート、京都 「Gombessa proposal ep1「I am japanese」」、BAMI Gallery、京都 「Art Beat~奏でるアート~」、SAAWYER CAFE、東京 2010年 「ELEVEN Girls Art Collection」、ながの東急百貨店、長野・GALERIE青踏、広島 「A-CTION2010」、京都造形芸大内ギャルリ・オーブ、京都 「アールデピュタントURAWA2010」、浦和伊勢丹、埼玉 「春の宴の百鬼夜行」、ギャラリー上原、東京 2009年 「月イチ展」、ギャラリースエヒロ、京都 ※写真上から 「カラフルな夢」 145 x 63 cm 岩絵具・墨・絹 2013 「blue」 53 x 45.5 cm 岩絵具・墨・紙 2011 「アネモネ」 148.5 x 61 cm 岩絵具・墨・絹 2011 |
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□ 服部正志展 「今○私○昔○私」
2013年7月19日(金)~8月10日(土)
■ 展覧会名 服部正志展 「今○私○昔○私」 ■ 出品作家 服部 正志 ■ 会 期 2013年7月19日(金)~8月10日(土) 閉廊日:毎週日・月曜 開廊時間:12:00~19:00 ■ 会 場 YOD Gallery 530-0047 大阪市北区西天満4-9-15 TEL/FAX 06-6364-0775 www.yodgallery.com info@yodgallery.com ■ クロージングパーティー 8月10日(土)18:30より YOD Galleryにて ■ お問い合わせ YOD Gallery 石上良太郎 530-0047 大阪市北区西天満4-9-15 TEL/FAX 06-6364-0775 E-mail: info@yodgallery.com ※画像データなどご希望の方はお気軽にお問い合わせください。 □ 趣旨 このたびYOD Galleryでは、日常的に触れるあらゆる素材や既成品を用い、「ヒト」のかたちを表現する造形作家、服部 正志(Masashi Hattori, b.1977)の個展を開催いたします。 服部は、「ヒト」の普遍性とコミュニケーションを追究することをテーマに、「ヒト」をモチーフとしたさまざまな立体作品を発表してきました。アイコンのようなそのモチーフには、さまざまな素材が使われ、時には別のアイコンが付加され、時には機械仕掛けになることによって、普遍性とそれを阻害する違和感、或は他者との関係性を作品に見いだしています。こうして彼が作品に込めていく普遍性と違和感は、共に「ヒト」が存在し成長するために必要な「二面性」であると定義し、「ヒト」のアイデンティティを特徴づける要素で、コミュニケーションにおける土台であると考えています。そして、認識しにくいそれらの要素を、意識的にあらわにする行為を作品に重要視しています。 今回の新作展では、過去・現在、昔・今といった時間軸の中で、過去の自分自身と向き合い、対極する両者の中で大事なものを再確認するプロセスとして作品を制作しています。前回の個展では、東日本大震災後の「ヒト」と「ヒト」のコミュニケーションのあり方と共に、「ヒト」と「ヒト」が作るモノとの付き合い方や健全な関係性をテーマとしていました。具体的な本質が見えなかったり、日常的に意識しないものがある重要性を投げかけ、技術の進歩によって利便性に頼る現在に生きる私たちの在り方を考えさせられる機会となりました。そして、「ヒト」はそんな数年前の過去でもその時に感じたことをすぐに忘れかけてしまう、そういった服部が日常に感じる違和感を今回の展示で表現しています。 教師でもある服部は、こども達との触れあいの中で気持ちがこどもに戻りフラッシュバックすることが多いと言います。その経験から、「ヒト」は日常的に過去の自分を思い起こし再確認することで、未来を常に見ることができると考えています。今の積み重ねが未来で、その今はもう過去であるというエピソードの連続を、自分の過去からの流れの地層を横から眺めるようなかたちでそれぞれの作品を表現し、鑑賞者にその現実を訴えていきます。また、日常で使われるコミュニケーションの違和感、例えば作品が『かわいい』と言われれば実はそれが気持ち悪いものであったり、『美しい』と言われるものが怖いものであったり、カモフラージュで覆われ、大人が口に出さずにおかしいと思うことや回りが注意しないことなど、真逆なものを皮肉を込めて作品に表現しています。そのような共通のキーワードや素材を、服部の人生に置き換えた作品の展示をお楽しみください。鑑賞者自身もそのインスタレーションの中で、人生ゲームで駒を進めていくような感覚で作品と向き合いながら自分自身に置き換えることにより、過去の自分への問いかけや新しい出会いといった、違う自分や他者とのコミュニケーションの意識に問いかけていきます。 □ 服部正志 略歴 1977 北海道小樽市生まれ(大阪府在住) 2003 京都精華大学大学院 芸術研究科立体造形専攻修了 同社社小学校 図工 非常勤講師、四條畷学園中学校 美術 非常勤講師、四條畷学園短期大学 非常勤講師 〈主な個展〉 2000 立体ギャラリー射手座(京都) 2004 信濃橋画廊(大阪、'06) 2007 ギャラリーアーティスロング(京都、'09) 2009 「ヒト ◯ 二面性 ◯ ヒト」 YOD Gallery(大阪) 2010 「手 ◯ 足」なうふ現代/岐阜 2011 「◯ 再 ↑ 生 ◯」 YOD Gallery/大阪 「ヒト ◯ ことば ◯ ヒト」 ギャラリーアーティスロング/京都 〈主なグループ展〉 2002 くもりのち晴れ(京都精華大学ギャラリーフロール・京都) 主張テン(ギャラリーアーティスロング・京都) 2005 ワンダーシード2005(トーキョーワンダーサイト・東京) 群馬青年ビエンナーレ(群馬県立近代美術館) 2006 すきま・・・・・・間(ギャラリーなうふ・岐阜) 2007 なうふ坂アートフェア(ギャラリーなうふ、'08 - '10) 2008 ART OSAKA(堂島ホテル・大阪、'09、'10) 2010 Under 100(YOD Gallery・大阪) OSAKA ART NOW(ヒルサイドテラス・東京) YOUNG ART TAIPEI(Sunworld Dynasty Hotel・台湾) 2011 CRIA展(京都芸術センター・京都) 帰ってきた りったいぶつぶつ展(Bunkamura Gallery・東京) 第5回なうふ坂アートフェア(なうふ現代・岐阜) AHAF HK11(マンダリンオリエンタル・香港) YOUNG ART TAIPEI 2011 」 (Sunworld Dynasty Hotel・台北) cheer up !(ギャラリーアーティスロング・京都) ART OSAKA 2011(ホテルグランヴィア大阪・大阪) 幻象的輪廓×台日交流展(Inart Space・台南) 2012 ART TAINAN 府城藝術博覽會(台南大億麗緻酒店・台南) 第6回なうふ坂アートフェア(なうふ現代・岐阜) 台・日・韓交流展(崑山科技大學創意媒體學院 藝術中心・台南) 第2回 cheer up !(ギャラリーアーティスロング・京都) ART OSAKA 2012(ホテルグランヴィア・大阪) jun_ch SITE #03(gallery&cafe Zoologipue ・大阪) 未来風景展(ギャラリーアーティスロング・京都) 2013 第7回なうふ坂アートフェア(なうふ現代・岐阜) 岐阜と宇宙民藝(なうふ現代・岐阜) ※写真上から 「今私○昔私」 〈当展出品作品〉 33 x 11 x 7 cm ボルトネジ・ナット 2013 「 ◯ 再 ↑ 生 ◯ 」花 185.0×70.0×30.0 cm 電線、配線ボックス、LED、 スイッチ、圧着端子、ネジ、 植木鉢、ビー玉、アクリル塗料 2011 「音◯ヒト◯色」 50.0 × 70.0 × 35.0 cm 鈴、ドロップ缶、チューブ、木材 2009 「ヒト ◯ 二面性 ◯ ヒト」 展示風景 YOD Gallery/大阪 2009 |
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□ contiguosu zone ~領海~ 展
2013年8月28日(水)~9月3日(火)
■ 展覧会名 「contiguous zone ~領海~」展 ■ 出品作家 今井龍満、小川宣之、河端通浩、佐竹龍蔵、杉山卓朗、 川又仁奈、篠崎裕美子、柴川敏之、灰原愛 ■ 会 期 2013年8月28日(水)~9月3日(火) 開廊時間:10:30~20:00 ■ 会 場 銀座三越 8階ギャラリー 104-82812 東京都中央区銀座4-6-16 TEL 03-3562-1111 http://www.mitsukoshi.co.jp/store/1210/event/gallery.html ■ お問い合わせ YOD Gallery 石上良太郎 530-0047 大阪市北区西天満4-9-15 TEL/FAX 06-6364-0775 E-mail: info@yodgallery.com ※画像データなどご希望の方はお気軽にお問い合わせください。 □ 趣旨 接続水域にある中立地帯、あらゆる地域・国籍・文化を受け入れることの出来る空間としてギャラリーを設定する展覧会です。今回は東京と地方出身の現代アーティストの作品を同時にご紹介し、それぞれの表現・独特の作品が、現代美術における幅広い媒体の交流および接触による化学反応をもたらすことを目的とします。また地方で人気の高い作家の作品を、東京で間近にご覧いただける機会となっております。YOD Galleryディレクター石上が常駐しておりますので、お気軽にお越しください。 ※写真上から 杉山卓朗 「Untitled」 162.1x162.1cm アクリル・キャンバス 佐竹龍蔵 「 少年 」 120x120cm 岩絵具・高知麻紙・パネル |
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□ 裵 貞順(べ・ジョンスン)展「Breath of Condensation」
2013年11月16日(土)~11月30日(土)
■ 展覧会名 裵 貞順(べ・ジョンスン)展 「Breath of Condensation」 ■ 出品作家 裵 貞順(Bae Jung-Soon、べ・ジョンスン) ■ 会 期 2013年11月16日(土)~11月30日(土) 閉廊日:毎週日・月曜 開廊時間:12:00~19:00 ■ 会 場 YOD Gallery 530-0047 大阪市北区西天満4-9-15 TEL/FAX 06-6364-0775 www.yodgallery.com info@yodgallery.com ■ オープニング・パーティー 11月16日(土)18:00より YOD Galleryにて ■ お問い合わせ YOD Gallery 石上良太郎 530-0047 大阪市北区西天満4-9-15 TEL/FAX 06-6364-0775 E-mail: info@yodgallery.com ※画像データなどご希望の方はお気軽にお問い合わせください。 □ 趣旨 このたびYOD Galleryでは、和紙・針金・スワロフスキーを用い、女性の進化する身体を表現する造形作家、裵 貞順(べ・ジョンスン,b.1961)の新作展を開催いたします。 べは女性の存在を追求することをテーマに、1987年から一貫して和紙と針金を使った造形を制作し、インスタレーション作品を発表してきました。当時、ポストモダニズム全盛期に影響を受けながら京都市立芸術大学大学院で学び、韓国ではまだ珍しかったインスタレーションで表現する手法いち早く取り入れ、ソウルの主要なギャラリーやコマーシャルスペースで大きな作品を展示し注目を浴びることとなります。 べが使う和紙は、韓国と日本に共通するアイデンティティであり、自然素材が持つ透明感と時間が経つにつれ色が変わっていく性質が、生まれてから年老いていく間に変化していく人間との同一性として用いられている。また、平面である和紙がワイヤーにより立体化し表現されることは「自立」を表しており、かたちだけでなく内面も成長し「自立」を求める女性としてのフェミニズムを垣間見ることができる。そういった概念が構成される作品に対して、べは「進化する身体の神話を話したい」という事が永遠のテーマだと言う。 息、呼吸、生命 呼吸する身体 変容する身体 拡張する身体 進化する身体 神話する身体 コルセットのようなボディを強調するかたちは、呼吸し変容する身体で女性の「存在」を表している。年齢とともにかたちだけでなく精神の変化を表わすことにより、女性の持つ繊細さと内面に秘めたる強さも表現する。そして光と陰の織りなすインスタレーションにより、それが神格化されたり、人々を惑わす妖艶さを感じさす世界へと鑑賞者を引きこむ。 べは鑑賞者に対し、ただ美しいものとして見ることにより、癒されて欲しいと望んでいる。しかし、そこには外国人や女性として生活する人生におけるたくさんの「苦しい」気持ちを消化し、「美しい」ものへと表現する大きな力を感じる。かたちや見せ方にこだわり強調されたり、複雑化された20・30代の初期作品よりも、年齢を重ねるにつれ美しいものを召喚する精神的な深みが更に増すことにより、作品の不必要な部分は切り落とされ、よりシンプルに表現されたべの作品は「進化」を続けている。 □ 裵 貞順(Bae Jung-Soon、べ・ジョンスン) 略歴 1961 韓国に生まれる 1985 淑明女子大学美術大学大学院(ソウル、韓国)卒業 1989 京都市立芸術大学大学院卒業 VISUAL DESIGN科TEXTILE DESIGN専攻 1990-95 淑明女子大学美術大学(ソウル、韓国)講師 2000 京都工芸繊維大学大学院博士後期課程修了 〈主な個展〉 2013 ギャラリーマロニエ、京都 2012 アートフェア東京2012、COHJU Contemporary artから出展 2010 アートスペース感、京都 2009 ギャラリーマロニエ、京都 2008 POSCO、ソウル、韓国 2004 Ferry Building Gallery、バンクーバー、カナダ 2002 「BREATH」、JJ Gallery、ソウル、韓国 2001 「4つの空間」、神戸ファッション美術館、神戸 1998 「浮・空間2」、ギャラリーマロニエ、京都 1997 「浮・空間」、ワコール銀座アートスペース、東京 1994 「DREAM DANCE」、Gallerry BING、ソウル、韓国 1991 「SPACE・BODY・DANCE」、Gallery BING、ソウル、韓国 1990 「FOREST」、LOTTE Gallery、ロッテ百貨店、ソウル、韓国 スペース11、東京 1989 Gallery HODORI、韓国総領事館、大阪 1988 Gallery KURO、大阪 〈主なグループ展〉 2003 International Textile Exhibition、テグ、韓国 1999 京都デザイン大賞展、日図デザイン博物館、京都 今立現代美術紙展、今立美術館、福井 1996 中井貞次教授退官記念展、四条ギャラリー、京都 PHILLIP MORRIS ART AWARD 1996、入選 ソウル紙造形作家会、Seoul gallery SAKAK、ソウル、韓国 |
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□ 張立人 Li-Ren Chang展「古典小電影」
2013年12月16日(月)~12月27日(金)
■ 展覧会名 張立人 Li-Ren Chang 展 「古典小電影」 ■ 出品作家 Li-Ren Chang (張立人) ■ 会 期 2013年12月16日(月)~12月27日(金) 閉廊日:24日(火)、開廊時間:12:00~19:00 ■ 会 場 YOD Gallery 530-0047 大阪市北区西天満4-9-15 TEL/FAX 06-6364-0775 www.yodgallery.com info@yodgallery.com ■ レセプション・パーティー 12月21日(土)18:00~20:00 YOD Galleryにて ■ お問い合わせ YOD Gallery 石上良太郎 530-0047 大阪市北区西天満4-9-15 TEL/FAX 06-6364-0775 E-mail: info@yodgallery.com ※画像データなどご希望の方はお気軽にお問い合わせください。 □ 趣旨 このたびYOD Galleryでは、台湾の映像作家 張立人(Li-Ren Chang,b.1983)の新作を含む7点の映像作品を展示した、日本における初個展を開催いたします。 張は国立台湾芸術大学卒業後、台南芸術大学造形研究所に在学し、2009年頃から映像作品「古典小電影」を発表する。その作品はすぐに注目され、同年には3つの賞を受賞し、作品は台北市立美術館や上海美術館で展示され更なる脚光を浴びることになり、翌年には北京や韓国の美術館で紹介される。 「古典小電影」シリーズは、台湾の厳戒令時代(1949年~1987年)に、愛国時代映画が上映されていた映画館のメインスクリーンの脇で、憲兵隊の臨検を逃れるために小さなスクリーンで上映されていたポルノ映画に由来する。個人の感情は厳しく規制され、社会全体が政府によって厳しくコントロールされ、人々の思想や行動には規範が設けられた時代である。一般市民も政府の規定にそぐわないものは全て隠蔽し、人民と政府は口裏を合わせたかのように、社会全体の日常というものを築き上げた。張は、そのような一般市民の生活を作品に表している。そういった矛盾が満ち溢れる生活の中で、我々は他人のデンティティをまとって生活しているかのようであると言う。そして、真のリアリティを追求する為に、作品の中で女性の衣服を脱がし露にしていく。 例えば、ミレー「羊飼いの少女」は、少女に服を脱がせることで、最終的には風景付きの裸体画となる。服を脱ぐというプロセスによって、鑑賞者の見えるか見えないかといった感覚器官の欲望が満たされる。彼女は実は架空の人物なのだが(あるいはその少女は当時モデルとして確かにかつて存在した)、性的欲望の対象物としては、実際の肉体よりも、もっとリアルである。そして、少女を「彼女」と呼ぶことで、私たちは「彼女」の存在を信じ、想像するのである。服を脱ぐプロセスは、少女の状態変化を表し、ミレーの羊飼いの少女から無名かつ無職の裸の少女へと変化する。そしてその変化の間、彼女は鑑賞者の鑑賞対象であり続ける。鑑賞者は、彼女が全身真っ裸の少女へと変化した後の静止画面でも、背景の羊の群れや絵の雰囲気から、これがミレー作『羊飼いの少女』だと分かるかもしれない。しかし、そこには矛盾が発生する。少女と羊の群れや稲藁などの背景との関連性を失わせることにより、もうミレーの羊飼いの少女ではなく、改竄された裸体画なのである。この変化の過程は、少女が服を脱ぐ姿を鑑賞者が見ることで発生するが、その過程は鑑賞者が鑑賞状態にあるだけでなく、同時に「改竄の過程」でもあるのだ。そしてこの改竄は、画面上だけでなく、また同時に鑑賞者の心でも起こっている。 張は、一般的に見過ごされがちな現実を見つめ直し常に作品にしている。日常生活に薄められることで麻痺してしまった多くの事物の存在意義を露にし、時には残酷な表現をすることにより、リアルを追求し我々に訴えかけている。ぜひこの機会にご高覧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 □ 張 立人(Li-Ren Chang) 略歴 2011年 台南芸術大学造形研究所卒業 2006年 国立台湾芸術大学美術科卒業 1983年 台中に生まれる 〈受賞歴〉 2013Young Art Taipei 新潮賞 2010第8回台新芸術賞 入選 2009台北美術賞 受賞 2009桃源創作賞 受賞 2009高雄賞 受賞 〈主な個展〉 2013「This is a Book」,信義誠品書店,Art Studio,台北 2011「戰鬥之城1.1」,台新タワー1F,台北 2011「新朋友-展它的寂寞」,VT Art Salon,台北 2010「戰鬥之城」,Kao Yuan Art Center,高雄 2009「Irdina」,K's Art 現代芸術空間,台南 〈主なグループ展〉 2013「Schizophrenia Taiwan 2.0],Cyberfest,セントピーターズバーグ,ロシア 2013「愛一生一世:動漫美学双年展],高雄市立美術館,高雄,台湾 2013「NG的羅曼史],Tina Keng Gallery,台北 2013「Schizophrenia Taiwan 2.0],Ars Electronica,リンツ,オーストリア 2013「沒出息3D像影展」,fotoaura institute of photography,台南 2013「蒙娜麗莎MIT」,高雄市立美術館,高雄,台湾 2013「2013 Young Art Taipei」,シェラトングランデ台北ホテル,台北 2013「真真-當代超常経験展],台北市立美術館,台北2012「安全区,鳳甲美術館,台北 2012「Made in Taiwan 張立人、姚仲涵、林冠名」,Input / Output画廊,香港 2012「turning a blind eye再見 不尋常小事」,芸饌堂,台北 2011「不可小.:10組藝術家對能源和災難的想像策略」,Tina Keng Gallery,台北 2011「Parts and Whole - Today’s Perspectives in Art from East Asia」,Hiromiyoshii,東京 2011「渾變-台日交流展」,関渡美術館,台北 2011「.像台灣」,フランスゲンタルク市M.J.C.青年活動センター,フランス 2010「夢土 - 李佳祐、廖震平、張立人、劉芸怡 聯展」,ULTRA ART FAIR,東京 2010「.呀的物件展/OOPJECT」,Tina Keng Gallery,台北 2010「2010 Young Art Taipei」,ダイナスティホテル台北,台北 2010「第八屆台新藝術獎」,高雄市立美術館,高雄 2010「泡故宮-從後遺民到後現代」,Inart Space,台南 2010「今日.當代台灣-台灣當代藝術展」,慶南道立美術館,韓国 2010「台灣藝術新世代」,今日美術館,北京 2009「2009台北美術獎」,台北市立美術館,台北 2009「台灣藝術新世代」,上海美術館,上海 2009「2009粉樂町Very Fun Park」,台北市東区,台北 2009「萬德秀外掛.像展」,Inart Space,台南 2009「2009 Young Art Taipei」,ダイナスティーホテル台北,台北 2009「歡迎光臨真實的荒漠」,東海大学,台中 2009「第7屆桃源創作獎」,桃園市立文化局,桃園 2009「2009高雄獎」,高雄市立美術館,高雄 2009「新高潮第二波-自由術」,Sincewell Gallery,高雄 2006「特別行政區」,華山芸文センター,台北 2005「熊熊坦克」,台北芸術大学,台北 ※写真上から 「古典小電影系列12 - 民國小電影」 2013 アニメーション、41秒、ed.8 「米雷潮濕的奥菲利亞 -Millais's wet Ophelia」 2011 アニメーション、37秒、ed.8 「古典小電影系列10 - 春閨倦讀圓」 2013 アニメーション、41秒、ed.8 |
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